菜根譚-082(気象要高曠)
心の位相は、高く広くなければならないが、だからといって世事に
疎いようでは使いものにならない。
心使いは細やかで行き届いていなければならないが、さりとて
細事にこだわるあまり、ああだこうだと言い過ぎてはいけない。
趣味は淡白なのが身心のバランスが取れて丁度良い、しかし過度に
のめり込むと、それがアンバランスになり、異状を来たしてしまう。
節操は厳しく締める所は、きっかりしなければならないが、
さりとてそれが過激すぎてはいけない。中庸の心が必要である。
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