菜根譚-088(静中念慮澄徹)
内外共に気にかかることが一つも無く、心が静で澄み切っていれば
その時こそ、心の本体を見ることが出来る。
閑な時に、心持ちがゆったりとして、落ち着いていれば、
例えば、何かに触発されて活動するその、そのタイミングを
取らえることが出来る。
質素でしかもあっさりとした境遇の中にいれば、あの時は
ああだ、この時はこうだ、等とその時に悟ることの出来なかった
自らの体験の本当の意味を会得することが出来る。
自分の心の本体を知り、この世の成り立ちを理解するには、
この3つの方法に勝るものはない。
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